Sunnyday’s diary

49歳で離婚、50代で国際再婚活、アメリカ人の夫との生活

鈍感力


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あまり甘くないスポンジケーキを作るため

 

日本のサイトのレシピを参考に作った。

 

こちらのケーキやクッキーのレシピどおりに作ると

 

日本人には甘すぎたり、重すぎたりする

 

過去アメリカに駐在していたことがある叔母も

 

アメリカのケーキは甘すぎるから

 

自分でケーキを作っていたと言っていたのを思い出したのだった。

 

ケーキの型にパーチメントペーパーを敷くため

 

※パーチメントペーパーとは日本ではホットクッキングシートのこと

 

数日前に買ったそのペーパーを取り出そうとすると

 

ペーパーが入っている紙の容器の端が開いて

 

そこからペーパーがくるくるとスパイラル上に床に転がり落ちていった。

 

しかたないので容器の両端を自分でテープを貼った。

 

日本でラップとかホットクッキングシートを買って

 

それが入っている箱が壊れるなんてことは一度もなかった。

 

紙の容器がちゃんと接着されていないのもけっこうある。

 

液体調味料の内蓋がすでに開いてしまっているのもよくある。

 

購入する前にその品物を手にとった時、外蓋を開き

 

内蓋が空いてないか確認をおこたると、そういうことになる。

 

あ~ぁ、またか...

 

しかし私はもう以前のような私ではない。

 

あ~ぁ、またか...と思っても

 

がっかりも、イライラもしない。

 

あまり感情のアップダウンがなくフラットな感じなのだ。

 

これが老化というものなのだろうか?

 

いやいや年を取ると穏やかになるというので

 

ちょっとしたことでは動じなくなったのか。

 

いや、年をとると丸くなるというから私も少しは寛容になったと思いつつ、

 

怒るエネルギーが十分にないのかもしれない。

 

夫の父は私から見ればとても穏やかで気性が優しい静かな人というイメージ。

 

私が初めて会った時はすでに80歳近かったので

 

もう穏やかになってからなのだろう。

 

夫から言わせると、夫の父が若い頃は

 

容赦しない、厳しい人で、たまにもうたくさんだ!と思うことさえあったそうだ。

 

しかし、年をとると性格が変わってキレやすくなる人もいると言うではないか。

 

だから年をとって丸くなるかキレやすくなるかは人それぞれ。

 

私の場合は単にこちらの生活に慣れて、そういうもんだと期待しなくなり

 

鈍感化しているのかもしれない。

 

こう書いてしまうとダメ出しばかりになってしまうが

 

日本が完璧すぎるのかもしれなくて

 

そんな優秀な国、日本に生まれ育ったために

 

時々、日本に変に憧れたり、ときめいたりするし

 

ある意味、温室育ちとも言えるかも...

 

他国のダメな部分に触れると

 

心がちょっと折れてしまう、ひ弱な自分だったのかもしれない。

 

先日の記事でも銀行員の対応のことを書いたのだが

 

私は、仕事なんだからちゃんとやってほしい~と思ってしまっても

 

夫は私と同じようには思わない

 

あくまでも、まあしかたない、そんなこともあるでしょうくらいだ

 

シロアリ駆除は3カ月に一回やってくるのだが

 

時々、約束の日時に来ないので

 

リスケすることもある

 

仕事を入れないで家で待っていなければならないけれど

 

夫は特にイラつく様子もない

 

その他にもいろいろ、日本ではほぼ起こらないことがあるけれど

 

何故、この人は平然としているのだろう、心が広いから?と疑問を持っていた。

 

友人の夫もまた白人で、友人も私と同じような事をいくつも体験しているけど

 

友人の夫もやはり何かあっても平然としていると言っていた。

 

ではアメリカに住む白人男性は寛大なのか?

 

いやいや、そうと言うより

 

生れた時から、いわゆるそういった環境で育っているので

 

怒っても、イライラしても、どうにもならないことを

 

身に着けて育っているから、寛大というより鈍感化しているとも言えるのだろう。

 

人が仕事を完璧にやらないであろうことは想定内ってことが身についている文化と

 

人が仕事を完璧にやることが想定内の日本で育った日本人

 

日本を一歩出たら、現実は習うより慣れよ...しかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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