Sunnyday’s diary

49歳で離婚、50代で国際再婚活、アメリカ人の夫との生活

ラハイナ火災で通った脱出ルート


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夫のガールフレンドはラハイナのロングス・ドラッグスで働いていた。

 

火災があった日の午後3時にはロングス・ドラッグスの従業員は今すぐ避難してくださいと言われ、

 

彼女は家に彼女のお母さんと子どもたちを残して来たので急いで家に迎えに行った。

 

家から家族を車に乗せて避難したのは4時半くらいだったそう。

 

先日レイバーデイで皆で集まった時義父が

 

警察が避難するため通行しようとした人の車を通してくれなかったというのは本当だったのと聞くと

 

そうではなく、フロントストリートからカアナパリ方向に行く道ははもう分厚い黒い煙が充満していて何も見えないから、行ったらだめだ。

 

オロワル方面に進んで脱出しなさいと指示されたそうだ。

 

もし警察官が立っていて指示してくれていなかったらカアナパリ方面に向かっていって、逃げられなかったかもしれないと言っていた。

 

彼女と彼女の家族や夫の長男が住む家は

 

ラハイナのフロントストリートのはずれ、南にあったので

 

フロントストリートのはずれ北にあるロングスドラッグスの店舗から

 

家まで道路を走らせた時はまだぎりぎり通れたので家族を迎えに家まで行って

 

逃げ出す時も同じ道を戻るようにしてカアナパリ方面に抜けようとして車を走らせたと言っていた。

 

そして警察の指示があったので、Uターンして南下しオロワル方面を通って抜けたそうだが

 

火災発生時、その時、その時点で、どの場所にいたかによって

 

火災の状況がどんどん変化していったので

 

オロワル方面に行こうとして逃げられなくなった人もいたし、

 

カアナパリ方面に走り、逃げられなくなった人もいるので

 

どちらに逃げるのが正解だったと単純には言えないようだ。

 

 

火災直後数日は、何も情報が届かず彼女自身もロングスドラッグスは

 

火災で焼けてしまったと思っていたそうだ。

 

しかしロングスドラッグスのあるキャナリーモールは焼け落ちなかったが今はクローズしている。

 

私達は火災から約4週間経過後にやっと彼女から話を聞けたのだった。

 

それ以前はショックが大きく、聞くに聞けなかった。

 

無事脱出したものの

 

これからどうなるのか全く形がわからない彼らは

 

焦りや不安と溜まった疲れが見え始めている。

 

どちらの方向に逃げるかによって生死の境目をわけたようだ。

 

最近では夫の長男と彼女は早く落ち着いて生活したいという思いから

 

昨日はマカワオ地区に家を探しに行った。

 

築40年以上の古屋で3ベッドルーム、1バスルームで$900000、1億3500円

 

彼女には子どもが4人と両親がいるので合計8人で住むには無理だ。

 

もう一つずつベッドルームやバスルームがある家は更に価格が高くなる。

 

ハワイ全体が土地家屋がとても高いので

 

夫の長男は以前、ハワイを出てもう少し土地家屋が安くなるアメリカ本土のどこかに移住して

 

家を買いたいと言っていた。

 

しかし彼女や彼女の両親と子どもたちはマウイ島を離れたくないと言っている。

 

これからどうなっていくのか。

 

皆もやもやとすっきりしない気持ちで過ごしている。

 

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