Sunnyday’s diary

49歳で離婚、50代で国際再婚活、アメリカ人の夫との生活

マウイ島の火災以前に気になっていたこと


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写真は水をまいてもまいてもすぐカリカリに乾いてしまう芝

 

約2年前、マウイ島に来た頃の私は何もわかっていなかった。

 

普段から時々夫が煙臭いと言うのを聞いて、

 

どこかで焚き火でもしてるんでしょと呑気な事を言っていた。

 

マウイ島は風が強く、乾燥しているため

 

近所に住む友人が

 

窓やドアを開けっぱなしにすると床があっという間に

 

外から入ってきたホコリで汚れちゃうから

 

足の裏が真っ黒になるよと言っていた。

 

夫は時々、夜中に起き上がり

 

外を確認しに行く。

 

車で走っている時も周囲の風景を確認している。

 

ほら、あっちに煙がたってるの見える?

 

あそこはbrush fireで焼けたねと…

 

煙の臭いに敏感で、

 

どこかでbrush fireがなかったか確認するのが

 

生活の一部といったらいいだろうか。

 

今回の火災で今までなぜ夫が

 

煙の臭いで夜中でも急に起き上がるのか

 

私もようやく実感できた。

 

今回のマウイ島の大火災はハリケーンの影響で

 

強風によりあっというまに火が燃え広がったのだが

 

根本的にいつもGrass fire cycleの問題があるそうだ。

 

pacificfireexchange.org

 

ハワイで頻繁にGrass fireが発生するのは

 

外来種の有害な雑草が燃料となってしまうから。

 

マウイ島は特に雨季の後、あっという間に

 

乾燥して、断続的に干ばつ状態になり

 

草が容易に発火し、急速に燃広がる状況が生じる。

 

何世紀にもわたり土地を開拓するために

 

火を放ち、その結果、その結果、

 

ソードグラスなどの在来草や

 

外来草が大幅に拡大していった。

 

観葉植物や牛の飼料として外来草が持ち込まれたことで

 

過去1世紀にわたりハワイの景観の多くが変わった。

 

これらの草は有害となり増殖し火災の燃料になりやすく

 

在来植物より早く成長し何十年でも存続するため

 

もともと火災に弱い種が侵襲性の強い草に滅ぼされる。

 

そのような経緯で、もともと簡単に燃えやすい草がいたるところにあるマウイ島。

 

人それぞれの生活があるため

 

簡単には火災の原因となる有害な植物も取り除けない。

 

乾季は5月から9月までなので、まだまだ心配。

 

乾季の間は、バックヤードの芝は水をやらないと

 

すぐにカリカリのクリスピーな状態になるが

 

水をやってもやってもすぐに乾いてしまう。

 

明け方もまだ煙臭かった。

 

 

 

 

 

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