Sunnyday’s diary

49歳で離婚、50代で国際再婚活、アメリカ人の夫との生活

ネイティブハワイアンの土地の所有権利


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少し真面目なハワイの抱える問題についての記事を読んだ。

 

以下記事の内容を抜粋

 

ハワイでは1921年に議会が作成したプログラムで濃い血統を持つハワイ先住民は年間1ドルで住宅用の土地を所有できるそうだ。

 

低金利のローンや、豊かな寄付をもらっているため、教育が充実しているカメハメハスクール。

 

ハワイ先住民の子どもはカメハメハスクールへ入学できる。

その他の多くの恩恵を受けることもできる。

 

この支援は、1893 年の米国によるハワイ王国を滅ばせ、諸島の併合、外来の病気による数十万人の死者を出したことをアメリカ政府が償うことを目的としている。

 

2005年に起こされた連邦訴訟で、現在ハワイ先住民の血を少しでも持つ人々に公開されている州のプログラムを独占的に管理することを求めている。

 

裁判所に持ち込まれる可能性もある別の紛争では、ハワイ先住民の祖先を持たない州住民らが、ハワイ人専用の有権者登録簿に登録できないのか疑問を抱いている。

 

 

アメリカでは約40万人がハワイ先住民の祖先を主張しており、その3分の2がハワイ諸島におり、人口120万人の州では少数派となっている。

 

自分をハワイ人だと思っている人のうち、およそ6万人が少なくとも半分はハワイ人の血を引いていると主張している。

 

ハワイ先住民の祖先を証明することは大変なことだ。

 

それがなければ、島で生まれても、自分をハワイ人と呼ぶことはできない。

 

ハワイ人であるかそうでないかを判断するための血液検査や DNA 検査は存在しない。

 

その代わりに、人々は出生証明書、結婚許可証、国勢調査記録、家系図、新聞の死亡記事などを通じて自分の民族性を証明しなければならない。

 

ハワイ州はハワイ先住民に利益をもたらすプログラムに年間数百万ドルを費やし、ハワイ語を促進し、ハワイ人の連邦政府による承認を推進している。

 

資金のほとんどは、かつてハワイ王国に属していた土地を農民、開発業者、港湾利用者に賃貸することによって得られた収益によるもの。

 

連邦訴訟では、少なくとも50パーセントがハワイ人の血を引く人々が、祖先の土地から得た資金は自分たちのためにのみ使われるべきだと主張している。

 

「彼らは不当に土地を奪われた人々の最も近い親戚たちだ」と弁護士のウォルター・ショートル氏は語った。

 

「もしあなたがハワイ人であることが 50% 未満であれば、あなたは別の何かになります。」

 

しかし、ハワイ州は、ハワイ先住民全員の生活の質を向上させることに全力で取り組んでいると主張している。

 

「ハワイ先住民の50%を孤立させて状況を改善することは不可能だ」と州庁長官クライド・ナムオ氏は語った。

 

シャノン・カハレパオレさん(25)は、1921年の連邦法に基づいてハワイ人の血が少なくとも半分入っている人向けに指定された土地に住んでいる。

 

しかし彼女は、ハワイ系の人々はすべて同じように扱われるべきだと述べた。

 

「あなたがハワイ人なら、あなたもハワイ人です」と、彼女と他の9人のハワイ人女性が今日、海辺のワイマナロでダンスエキシビションの準備をしながら言った。

 

「ハワイ人は単なる血ではありません。それは文化であり、態度なのです。」

 

別のダンサー、オリアナ・コールマンは、自分のハワイ人の血統は47パーセントであり、50パーセントを超える人は珍しいと語った。

 

ハワイのプログラムは「すべてのハワイ人に開かれるべきだ」と彼女は言う。

 

2000年、米国最高裁判所は、投票における人種差別が憲法で禁止されているとして、ハワイ先住民のみにハワイ問題局の管財人選挙での投票を許可するハワイ州法を無効にした。

 

生徒数6,700人のカメハメハ・スクールに関しては、少なくともハワイ先住民ではないという理由で入学を拒否された生徒たちからの訴訟をこれまでのところ乗り越えている。

 

という内容の記事...

 

人が生きていくためには様々な権利を与えてもらったり、様々な権利が生活していくのに不十分な場合は主張、声明しなければならない。

 

様々な人種が住む地域で起きる問題、日本のように単一民族が暮らす地域で起きる問題はそれぞれ相違がある。

 

けれど極端に言うと、同じなのは人間同士が生活するために主張をすること。

 

ハワイに住むハワイの血統がない親の子どもは初めからカメハメハ・スクールに通う資格がない。

 

うちのステップソンもそうだ。

 

夫は本土から来た白人のアメリカ人、ステップソンの母もハワイの血統が入っていないのでその場合はカメハメハではなく他の公立の学校に入る。

 

カメハメハ・スクールは寄付を受けているので質の良い教育をうけられるため、少しだけでもハワイの血統があるなら親はわが子をカメハメハ・スクールに通わせたい。

 

子どもがいる親同士の会話で学校どこ?

 

カメハメハだよ。

 

うちは○○スクール(羨ましい気持ち含む)

 

って会話は地元ならでは。

 

ハワイの異常に高い物価、お高い家賃、不動産で生活が大変だと感じているハワイの血統がない地元民は全く恩恵がないので不平等だと感じる人もいる。

 

いやいや、それはアメリカがハワイ人の土地を奪ったんだからと、自責の念が多少あるアメリカ人もいるので、人それぞれ。

 

いっぽうハワイの血統を持つ地元民で祖先の土地家屋に住む人々は、家の外にハワイ王朝を象徴するユニオン・ジャック(英国)入りの旗を掲げている。

 

ハワイ王朝時代、英国とは同盟国だった。

 

アメリカにハワイの土地を奪われたため、ハワイ王朝を主張する家はこの旗が掲げられている。

 

ハワイ人の住居地区を車で走るといくつもの家がこの旗をかかげている。

 

ハワイの血統を持つハワイ人とアメリカ人、そしてアメリカ以外の国から来た民族が暮らすハワイ。

 

ホノルルのビショップミュージアムに行った時にハワイの先住民の祖先はどこからいつ頃来たのかについて参照された地図が展示されてあった。


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西暦750年から1000年に元々はフィリピンの島々から人々がポリネシア、そしてハワイ諸島へ移っていったためハワイ諸島の人口が増えていったそうだ。

 

なるほど、そうか。

 

ハワイ人とポリネシアン、フィリピン人の外見的特徴が似ていることに気づいた。

 

ハワイの本当のオリジナルの先住民とはその祖先を持つ血統だと言うことになるのだろう。

 

起源はフィリピンから?

 

でもフィリピンは様々な数多くの島から成り立っていて、フィリピン人の起源はどこから?なんて考えるとはてしなくさかのぼり突き止めるのは困難なことなんだろう。


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民族の純血種って1000年前、5000年前、1万年前までさかのぼったら、どう認識したらいいかわからなくなる。

 

様々な人種が住むハワイ。

 

私はアメリカ合衆国にグリーンカードを申請し入国してきた外国人。

 

アメリカ本土で生まれたアメリカ国籍のアメリカ人。

 

100年前に日本や沖縄などから集団労働でハワイに来た人々。

 

日本から祖先がハワイに来て、3世、4世、5世で日系で英語しか話せない人が他の人種と結婚し、生まれた子どもは何種類もの血を持ち、その子どもたちがまた他の血を持つ人との間に生まれた子どもが...

 

ハワイでは自分が何種類の民族の血が入っているか、はっきりわからない人もたくさんいる。

 

うちの夫はいわゆる白人だけど、本人がわかっているのはそれでもスイス、ドイツ、アイルランド、ポーランド、ノルウェイ、もしかするとロシアもはいっているかもしれないと言う。

 

皆それぞれハワイに移ってきた背景が違う。

 

普段は普通に会話する友人同士。

 

それぞれの人種的背景によって生活上の権利が異なるから、土地の所有権利や恩恵についての問題を口にするってことはできないのだろうなあと感じた。

 

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