Sunnyday’s diary

49歳で離婚、50代で国際再婚活、アメリカ人の夫との生活

だってアメリカのスポーツなんだから



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1年前に撮った練習風景

 

夫には二番目の結婚でできた息子がいる。

 

もうすぐ13歳になる。

 

気質は夫と正反対で、無口でインドア派で、外に誘わないととゲームばかりしてしまうので、夫がけっこう強制的に地域のバスケットボールチームに入れた。

 

最近は身長がぐんぐん伸びてちょっと前の可愛らしい姿と変わってきた。

 

3年くらい前はまだディズニーのバンビみたいな可愛い男の子だった。

 

たいてい週末に試合がある。

観戦席に座ると、夫は

Aの目の前、一番近いところで

 

何やってんだ!

シュートしろ!

シュートだよ!

サッサとシュートしろよ!

 

と何度も自分の息子に向かって大声で叫ぶ。

 

あまりに大声なのでチームのメンバーの子どもたちも振り向く。

 

ついでに隣に座ってる私の耳も痛いくらい。

 

Aは聞こえてるのに完全無視で、絶対こちらを見ない。

 

あまりの大声で自分に向かって言われてることが恥ずかしいからだ。

 

Aはまだチームに入って間もないので、補欠で試合に出たり入ったり。

 

動きがまだどことなく遠慮がちで、いまいち自信がなさそう。

 

なので自分にシュートのチャンスが来ても他のメンバーにパスしてしまう。

 

Aはまだ自分のペースを調整しているように見えた。

 

慣れてきたらミスしてもシュートをするようになるだろうと思うのだが、夫はそんな事おかまいなし。

 

「Aはわかってると思うよ。

 

自分のペースでやりたいんでしょ。」

 

夫 叫ぶの!だってアメリカのスポーツなんだから

 

そりゃそうだけど、アメリカのスポーツだってことぐらいわかってるけど。

 

周囲のお母さんたちも叫んでるけど、夫が一番大声でメチャ目立つから、Aは恥ずかしがってる。

 

その日は2ゲームがあった。

 

1ゲームが終わり、2ゲーム目の前の休憩時間、Aより年齢が上の他のチームが練習していた。

 

15,6歳くらいの子どもがコーチに指導されていた。

 

黒人コーチ独特の熱の入った指導。

 

でも熱が入りすぎて、観客の前で大声で叱ってるみたいになって、その子どもの頭がだんだんしなだれコーチの顔を見ていない。

 

思春期に入った子どもたちは、皆の前で大声で指導?されるのが恥ずかしいのだろうけど、言ってる大人は熱が入ると止められないのだろう。

 

バスケットボールだと特にそうなりやすいのかも。

 

アメフト、野球、バスケットボール...

 

これらのスポーツは叫ぶそして応援というより怒鳴り、時に罵声…

 

 だってアメリカのスポーツなんだから

 

って言われちゃうから、私は黙ってる。

 

 

 

 

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