私は英語に自信があるわけではないからこそ、英語に自信がない人に伝えられることがあります。
夫はアメリカ人だし私の周囲では英語を話す人しかいません。
こんな環境なので初めのうちは日本語を一度も話す瞬間さえもなく、頭が疲れまくりました。
でも慣れって、本当にあるものです。
会話の中で知らない単語やイディオムなどがあっても平常心で相手にどゆこと?と平気で聞いてしまうようになりました。
海外旅行で慣れない英語を使う時、自分の英語が相手に伝わらなくてフリーズしてしまったり、それで英語に苦手意識を持ってしまうのは日本人にはよくあることだと思います。
旅行中の事なので、主にレストラン、ファーストフード店、ショッピング、ホテルなどでの会話の中で起きることだと思います。
でも日本人は少なくとも、中学、高校の6年間は英語を学習してきているわけで、日常英会話で使う文法や基本的な英単語は知っています。
英語を話す時、特に日本人に多いのが小さな声で相手に話すことです。
日本では日頃から電車の中や公共では周囲に配慮し、小さな声で話すことが一般的です。
アメリカ人は話す時の声が日本人より大きい人が多いです。
うちの夫も話し声が大きく、家で誰かと電話している時にたまに何でそこまで大きな声で話すのか、部屋中に響いてるよ!と思うこともあります。
本人はニューヨークで働いていた頃の癖かもしれないと言います。
海外旅行中は日本にいる時より、大きな声で話すことを意識するといいと思います。
レストランやファーストフード店などで注文する時、店員におそるおそる小さな声で言うと、店員さんは何を言ってるのか聞き取れないんです。
発音が悪かったから?
単語を間違ったから?
とにかく何か間違ったから店員さんは、自分の英語を聞き取ってくれなかったんだと思う日本人は多いと思います。
でも現実は小さな声でもごもご言っているので、日本人より大きな声で話すアメリカ人に慣れている店員はよけい何を言っているのかわからないんです。
発音が下手でも、単語が適切でなくても、とにかく日本にいる時より大きな声で伝えることが大切です。
アメリカには海外から来て、日本人が中高で学ぶ基礎的な英語以下のレベルの英語力の移民でも暮らしています。
そういう人たちがファーストフード店で注文する時、言ってしまっては悪いのだけれども、日本人のアクセントよりもっとひどいアクセントで注文しているのが聞こえてきたりします。
でもちゃんと自分の注文したものを受け取れています。
彼らは自分の英語の欠点より、コミュニケーションを大切にしているように見えます。
自分から店員さんに元気? と聞いたり、英語的に間違っていてもスモールトークしたりしてコミュニケーションをとります。
それといくら大きな声でも無表情だと、店員さんは表情を読めないのでそこにバリアができてしまいがちです。
日本人は文化や習慣から特に欧米人のように表情をあまり作らないのですが、店員との会話中は意識的に笑顔を作るだけでも違ってきます。
注文した後の最後は必ず、相手にありがとうを伝えます。
日本はお客様は神様文化ですが、欧米は店員と客は対等です。
慣れない海外だと日本人は、ありがとうを言い忘れる人も多いかと思います。
日本では買い物しても、注文しても、お金を払って、注文したものを無言で受け取って終了という文化ですが、アメリカは日本とは違う文化です。
Have a great day と言われたら You too /Have a good oneを言うだけで印象がよくなりますが、ありがとうも何も言わずに無表情で注文したものを受け取るだけだと、機嫌が悪い人らしい!と良い印象を持たれません。
難しいことはありません。
大きな声
笑顔
ありがとうの感謝の言葉
これだけでもだいぶコミュニケーションできますよ。