Sunnyday’s diary

49歳で離婚、50代で国際再婚活、アメリカ人の夫との生活

車を運転できないと自由に行動できない現実


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アメリカは車がないと生活が成り立たない場所がほとんどだ。

 

ハワイ州のマウイ島にはバスが走っているが、かなり不便なので滅多に使わない。

 

前回の記事でCIは車の運転をしないので、家の中にずっといるしかないと書いた。

 

彼女はまだ46歳なのに運転しないのは、マウイ島に来る前にジョージアで飲酒運転で捕まって、裁判所に呼び出されたのに行かず、それからマウイ島に移ってきたそうだ。

 

それから彼女は絶対に運転しなくなったそうだ。

 

それを私の夫がCI のボーイフレンドのCRから聞いてきた。

 

アメリカは日本と違って、ビール一杯くらいだと引っかからなく、個人差はあるがけっこう皆そのくらい飲んで運転している人が多い。

 

しかしそれ以上飲んで運転している人も結構いる。

CIはその時、けっこう飲んでいたのかもしれないと思ってしまった。

 

46歳なのに運転もできず、ずっと家にいなければならないなんて、ここマウイ島では自由がないのも同然。

 

ここは90歳でもまだ運転している人もいる。

 

彼女はボーイフレンドが休みの日に運転してもらって買い物に行くくらいしか家から出られない。

 

私はここに来て約1年間、土地勘がなかったり、慣れなかったり、日本の運転免許で運転できる期間が切れてしまったりして彼女と同じように自分で運転して出かけることができなかった。

 

そしてやっと最近ではハワイ州の運転免許証が取得できたので、一人で自由に運転して出かけられるようになってきた。

 

一年間でも家から一人で出られないのは、大げさに言うと受刑者のようで、息が詰まるような思いだ。

 

自由に行動できないのってこんなに閉塞感があるのかと実感した。

 

東京という便利な所に住んでいれば、交通網が発達しているため車なんてなくても、どこにも行ける。

 

東京にいた時はそれが当たり前過ぎて、自分がどれだけ自由に行動しているのかなんて考えたこともなかった。

 

私が彼女のように一生車の運転もできず家から自由に出かけることができないとわかったら、私は多分マウイ島を離れるだろうと思う。

 

こちらのお年寄りは運転できなくなると、家に閉じこもり頼る人がいないとフードバンクから段ボールに入った缶詰めやシリアル、ジュースなどの保存食品を配ってもらう。

 

気の毒だが新鮮な野菜や果物などを食べる機会は少ないのだろう。

 

そんなお年寄りたちがもし自分で歩いて食品を買いに行けるなら、生活の質がだいぶ違うだろうと思う。

 

ハワイに住んで、住人になって初めて実感することがいくつもある。

 

実は私はもともとハワイに住みたいと思ったことは特になかった。

 

夫と出会い、夫の性格がいいと思ったし、この人なら信頼できると思ったからマウイ島に来た。

 

過去の旅行ではハワイに6回くらい来たが、住んでみて思うのは、旅行でくれば楽園を味わい、住むとなると不便を感じ、自然があるかわりに都会のような飽きさせない人の創造した文化がないので退屈しやすい、異常な物価高のため庶民は贅沢なんてできない、便利な地域に住む日本の老人に比べ自由がない。

 

私は数年後は夫を連れて日本に帰りたいと考えることもある。

 

未来の事など、計画どおりにはいかない。

 

どうなるかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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