あれだけ世界中からの観光客で人気の日本なのに
あれだけアメリカと比較して住みやすい日本なのに
あれだけ羨ましいと思われている日本なのに
なぜ、日本人の幸福度は低いのだろう…
日本を離れ外国で暮らしていると日本の良さを幾つでも取り上げて言えるようになる
食べ物の美味しさが半端ではない
美味しいだけでなく鮮度も格別、栄養バランスも良い
日本は給料が安いと言うわりに健康的で美味しい食事を作ることができるけど、ハワイではマクドナルドのようなファーストフードでさえ、高くて買うかどうか躊躇する値段になってしまった。
日本は北海道から沖縄、様々な島などバラエティー豊かで気候も様々、それぞれ特色があるので旅行のしがいがある
交通網が発達しているので車なしでもどこにでも行ける
一般市民は拳銃を保持しないし
夜、女性がコンビニにも気軽に買いに行くことができるくらい安全
日本では若者がドラッグ中毒になることはほとんどなく
アメリカやカナダに比べてあり得ないほど健全
日本は社会保障制度が充実しているから
高額な医療費を支払わずに
国民健康保険で安心して病院に行けるし、どの病院でも自分で選べる
子どもたちは栄養バランスを考えられた学校給食を食べれるので親も安心
出産手当、児童手当、その他の助成金など
アメリカは子どもを保育園に預けると月に最低でも10万円くらいかかるのに比べて
日本は平均2-3万円で無償化という制度もある
…とあげるとキリがないのに日本人の幸福度が低いのは何故なんだろう
アメリカにない日本の良さをあげたけれど
ではアメリカでいいところってなんだろうと思った時
それは家族愛、隣人愛、人間愛かなと思った
日本は孤独を感じやすい人が多いとも言える
日本は様々な状況で家族愛や隣人愛が薄くなりやすいかもしれない
アメリカは習慣で日常的にハグをするし
日本では習慣のない「I love you 」も親子で言い合う
行動や言葉に出さなくても、空気で伝わるのが日本式?
そうは言っても家族間でお互いに大切に思っていることがちゃんと伝わってない事も幸福度が低いことの一因なのかもしれない
隣人愛…
アメリカだと近所の人や友人と週末はBBQで飲んだり食べて...
と言っても豪華な料理でもなく見た目にも凝った料理とかなんてなくて、バーガーやーやホットドック、肉を焼くだけで
他愛もないことをただただ喋りまくるのだけど、そんな間柄だからちょっとした事でもお互い頼みやすくなる
いつものスーパーで買い物して列ができていても客はレジ係と喋るし、皆そんなもんだと思ってるので誰もイライラしないし、
「Hi, sweety, Hi ,honey」と呼びかけ合うけど、日本だとレジで列ができるとすぐイライラしたり、レジ係と客は無駄口はきかない
人に迷惑をかけてはいけないという日本の習慣があるのは良いことではあるけれど
人に厳しすぎて、気持ちに余裕がなくなることにもなる
例えば新人がレジに入り、少しもたもたしても日本だとすぐイライラされて文句を言う客もいるけれど
こちらだと、ゆっくり慌てずにやってね、大丈夫だよ...と声掛けするのも当然ある光景
誰かが泣き出すと、すぐ誰かが来てただハグ、それに気がついた誰かも来てまたハグ…という光景を何度かスクールで見たけど、
日本だと泣いてる人を見てただびっくりして固まっちゃったり、習慣的になかなか大丈夫と声をかけられないのかもしれない
私は何も宗教に属してないのだけど、やはりアメリカはキリスト教会が多く、こんな小さなマウイ島にもたくさんのキリスト教会がある
教会の信者同士の結束は固く、低所得者やホームレスで食べ物に不自由している人たちへのボランティアにも自分のプライベートの時間を定期的に使うし
特に同じ宗教をしていない近隣の人や友人に声をかけて気軽にボランティアに参加してもらうけど、だからといってその教会に勧誘するわけでもないので、集まった人同士も楽しく雑談している
食べ物は不健康だし、特に感激するような美味しいものもないし
日本に比べて何もなくて退屈だし
犯罪、拳銃、ドラッグなどの危険はあるし
物価が異常に高いし
日本のような国民健康保険もなく医療費が恐ろしいくらい高額なので
病気になったら破産するかもしれなくて
国民は二政党のどちらかの偏った政治感に支配されてる
そんな国でも
いろんな場所で愛を感じることができる
愛というとちょっと重い、優しさ、親しみという表現のほうがいいかもしれない
日本でも様々な場所で人びとが優しさや親しみを感じられるようになればもっと幸福度が上がるかもしれない…