※オレゴンの友人の敷地には100年近く経過したオールドカントリースタイルの家がまだ残してあり、そこに泊まって朝目覚めた時、不思議な感じがしました。
最近アンという名の少女 Anne with an Eを見ていた。
アンは言葉で表現することが好きなので
話すまたは文章を書くことによって人に何かを伝える時の
アンは本当に生き生きとしている。
アンはある日パーティーに参加して、ある女性がアンの友人に伝えている内容を聞いてとても感激するといったシーンがある。
以下はそのシーンの中でのやりとりの一部をちょっとショートカットしたもの
芸術家になりたいアンの友人の少年がある銅像の作品を見た時
この作品からその芸術家の悲しみが伝わってきて
結果、悲しさを持つ悩める少年は心が楽になったとそばにいたその女性に伝えた。
女性は少年にこれが芸術の素晴らしさよ
作品に思いを込めれば誰かの悲しみを癒やすこともある
自分だけの悲しみだったものが誰かの役に立つ
芸術にも人生にも楽な道はないわ
道なんてないこともある
自分の道を作るために、壁を叩き壊し木を切り倒して目指す方向へ進んでいくしかないこともある
それを聞いていたアンは
あなたによって紡がれた言葉は胸に染み入りました
ずっと求めていた答えのように思えましたと感激しながら、その女性に伝えた。
アンだったわね、あなたは言葉を美しく操れる
その才能を何かに活かして情熱の赴くままに…
またその女性は悩める少年には
あなたは粘土で何かを作ってみて…
手首が強くなるしそっちのほうが気にいるかもね…
芸術的センスは一生消えることはないわ…と助言。
その後でアンは
私は今世界はとても広いと気づいた
目の前の果てしない広野には希望、不安、感動、興奮が溢れているのだ
その広野は待ち受ける
危険を顧みずに突き進む者たちを
真の知識を追い求める勇気ある者たちを...
赤毛のアンの時代は1880年代だそう
今から100年以上も前は今よりもずっと偏見や差別や
こうあるべきという押しつけが強かった時代で
その中で自分の夢や希望を叶えることはかなりの苦労があったと思う
楽な道どころか、与えられた道なんてなくて、自分でもともとない道を作るしかなかったのだろう。
人は何かを始める時、不安でいっぱいになってしまうこともあるけれど
不安だけでなく希望や感激も必ずあることを忘れずに進んでいくことが大切
そのうえで成果は流れに任せる
人生を楽しむために
赤毛のアンという名作が長い時を経て今も残っている理由がわかった