写真はタロイモの葉
長い間ホームレスの問題を抱えているアメリカ。
2023 年の時点で、ハワイ州ではオアフ島4,028人、マウイ島704人を含む
6,223 人がホームレス生活を経験しているそうです。
2022年はハワイはホームレスを経験している住民の割合が
アメリカでは4番目に高かったそうです。
またアメリカ全土には住民10,000人当たり約18人がホームレス状態に陥り
ハワイはその割合は 41 で全土の割合の 2 倍以上だそうです。
データでは過去 15 年間、ハワイでホームレス状態に
陥っている住民の数はほぼ一定の結果となっています。
アメリカ本土からポケットにたった数ドルだけ入れて
ハワイに到着すると、すぐにホームレスの保護施設に直行する人もいるようです。
ネイティブハワイアンのように、ハワイで生まれ育った人々のために
島の資源は守られるべきなので、アメリカ本土からハワイに来て
2014年から、すでにホームレスになった人を帰還させるプログラムが開始されていて、
ハワイの上院、下院法案が可決されれば、また3年間のプログラムが始まるそうです。
年間500人をハワイからアメリカ本土へ帰還させ
4年間で2000人減らすことが目標とされているそうです。
民間の資金を活用して、片道の航空券を無料で提供。
参加資格のある人は自主的に参加することができますが
ハワイに留まることを裁判手続きしないことが条件で
可能なら返還費用の最大半額を本人の家族が負担することや
無料航空券を悪用しないようにする方法についても言及されているそうです。
過去6年間のプログラムで744人が帰還され
ハワイにまた戻ってきたことが発覚したのは16人だったそう。
2018年、ハワイ インスティテュート ヒューマンサービスの発表によると
アメリカ本土から数百名が助けを求めて避難所に現れたそうです。
コロナ禍の2020年には、宿泊施設なしでハワイに滞在しようとした
ワシントン州から来た男性や、他にも同様に宿泊施設の提示ができなかった人たちが
逮捕され刑務所に連行され、本土に戻されたそうです。
これらについて参照した記事によると
ニューヨーク市が特別支援プログラムとして
何人かのホームレスをハワイに送り込んでいるという噂が
何年にもわたり流れているそうで、ハワイ州はこのことは知らされていないそうです。
果たしてその噂はどうなのかは、全くわかりません。
アメリカ本土の東北部の厳しい冬から逃れ
ハワイに来ればなんとか生き延びることができると考え
宿泊先なしで片道航空券でやってくる人たちは、
このように逮捕され、また本土に連れ戻されてしまう。
なんとも悲しい話ですね。
本土から来るアメリカ人とは別の話しになりますが
最近では、日本から女性ひとりだけでハワイに入国しようとすると
厳しく問い詰められて、強制送還される例がでてきたそうです。
これはアメリカでの不法労働や売春目的を防ぐためで
日本円が安い今、ドルを稼ぐために
侵入してくるだろうということは
折り込み済みなのですね。
2010年～2020年くらいまでは
女性ひとりでハワイに入国しても
さほど厳しくなかったのも
円がまだよかったのもあるし
あの頃はハワイは庶民にとって
手ごろな価格のパック旅行あり、ハワイへの親近感あり、
なんとなく他の国に旅行するより気楽な感じ。
しかしその頃から少しずつ、ハワイ以外にも
人気スポットがいろいろ出てきて、様々な渡航先を選び楽しんでいたのも事実。
昔は日本人にとってハワイは馴染みの海外旅行先でしたが
バリ島、オーストラリア、ベトナム、タイ、そして韓国など…
日本人が行く海外旅行先は個人の好みによって
様々な方面に手短にパッと行ける先が増えていきましたからね。
そして円安の今、売春など不法就労目的で先ずはハワイに入国
なんだか、時代を感じてしまいます。
アメリカ本土から来て、ホームレスとして滞在しようとする人の問題もあるし
ドルを稼ぐため不法労働をしようとして
入国する日本人（日本人だけではなく他からも）などの
問題を防ぐため、現実的に入国審査が
どんどん厳しくなっているようです。
昔、気軽に考えていたハワイ旅行…
しかし入管手続の他にも
住居の事、物価の事、ドラッグのことなど
楽園と言われるハワイは蓋を開けてみると
難しい問題がいろいろ。
ハワイに住むって、チャレンジでもあるって
夫が言って事をぼんやり聞いていたけど
だんだん実感してきているこのごろです。
※記事に書いた事の詳細は下記のリンクにあります。
