昨年の8月8日にラハイナの大火災が発生して1年…
通っているスクールではセレモニーの時間として午前中の授業は取りやめになり、
全員で黙祷をした
その前日、近所の2ブロック先が山火事になった。
家から黒い煙が見えた。
ヘリコプターが来て空から散水しているのが見えた。
夫が念の為、貴重品や着替えを詰めて逃げられる準備をしておいてと言った。
風向き次第で火はこちらまで燃え広がる
山火事、藪火事はマウイ島では珍しいことではなくよく起きることだ
日本とは気候が違うせいもあるし
いたるところに野原や枯れ草がずっと続くのが車で走っていると見える
焼け焦げて黒くなっているのもよく見る
火事の影響からか、インターネットも電気も止まってしまった
電気とインターネットが止まるのも日本より俄然多いマウイ島
その翌日の夜はなんとまた近隣で爆弾装置が爆発した。
警察とFBI が捜査に取り組み、複数の即席爆弾装置が回収された
藪火事に爆弾…
安心してられやしない
先日、日本に住むハワイ好きの友人が久しぶりでハワイに家族旅行に行くと喜んでいた
日本は地震があるから、日本脱出を計画している人も多くなってきてると言っていたけれど…
どこだって必ず欠点のないところなどない
彼女にとってはハワイはきっと欠点なんてない楽園のように思える場所
でもそれは旅行で来てツーリスト達が集まる地域で非日常を味わうからで
綺麗な海を眺め、ツーリストの行くレストランで食事をし、免税店でブランド物を買う…
そんな彼女のハワイ旅行とは全く違うごく普通の居住者
ちなみにスクールの二十代の女子のクラスメート3人は
ビーチなんてめったに行かないし、海にも入らないと言う
ひとりは泳げないと言っていた
住んでいると海なんて行こうと思ったらいつでも行けるところで特に魅力を感じないのだろう
地元生まれ、地元育ちだとそんなものなんだろう
沖縄の人たちも同じで
海は見るもので入ったり泳いだりするものじゃないと思っていると聞いたことがある
私は旅行者が行く観光地域もブランド物も縁がないけれど
たまに旅行者が来ない場所で、ぼんやり過ごしたり
週末に地元のスーパーでコーヒーとデリを買ってのんびりしたり
ビーチで誰かがウクレレを弾いていたりすると、聞きながらボケっとしたり
マッサージのクラスの生徒なので、ビーチでクラスメイトとマッサージをしたり…
でもそれらはソーシャルメディアなどで見るようなキラキラした素敵な光景とかでなく
旅行者とは違う地味で質素な地元民の生活そのもので
相変わらず日本の食べ物に憧れさえ持ってしまう
そんな生活をしているけれど
地震のニュースを聞いて日本の事が気になり家族や友人がどうぞ無事でありますようにと思うばかり…