Sunnyday’s diary

49歳で離婚、50代で国際再婚活、アメリカ人の夫との生活

アメリカの肥満

 

肥満で歩けない人の店内スクーター

Costocoなどの大型スーパーマーケットに行くと、肥満で歩けない人用のスクーターに乗って買い物する人に毎回必ずと言っていいほど出会う。

 

店内が込み合っている時はその人に近寄ると本当に危険なのだ。

 

なぜかと言うと急にバックしてきてりするので、足を引かれそうになるからだ。

 

 

スクーターのシートにのっかりきれないお尻が両側に落ちるようにはみ出ているくらいの肥満なので、身体をひねって後ろに人がいないか確認するのも難しそう。

 

だから買い物客は自分から注意した方が安全だ。

 

日本ではこのような肥満者をほとんど見かけない。

 

ここまで肥満でなくても、アメリカの肥満率は人口の約40%と言われている。

 

アメリカ人の2人に1人は心臓疾患、糖尿病、癌で死亡するリスクが高いそうだ。

 

典型的なアメリカ人の食事はファーストフード、パンケーキ、チーズ、シリアル、メキシカン、ピザ、チップス類など栄養バランスがとても悪く、ほとんど脂肪と炭水化物、糖質などでできていて、一食あたり、1000キロカロリーから3000キロカロリーもある。

 

これを毎日3食食べたら超肥満になって当たり前だ。

 

圧倒的に新鮮な野菜や果物が足りていない。

 

いつもおなじようなものばかり食べるから、肥満なのに健康な体を作るための食品を食べないので実は栄養失調だ。

 

日本はスーパー行けば、いつも新鮮な野菜や果物、腸活に良い海藻類、発酵食品、繊維質豊富な食品が手に入る。

 

日本は食品の選択肢が豊富なので、ピザやパンケーキを食べたとしても、翌日は健康的でカロリーの低めの食べ物を選び軌道修正しやすい環境だ。

 

これがアメリカでは難しい。

 

肥満者は典型的なアメリカの食事しか知らないし、それをずっと食べて育ってきたので、この食べ物のほうがはるかに健康的と言われても現実的に受け入れられない。

 

かりに健康的な日本食の作り方を習ったとしても、味的に慣れていないから好まなかったり、アメリカでダイエットのために日本食材を入手するのも簡単ではない。

 

典型的な健康に悪い食品ならどこでも手に入るし、そういった食品の方が安価。

 

そしてアメリカは車がないとどこにも行けないので、歩く機会が少ない。

 

日本のように交通網が発達している場所に住む人は家から駅、乗り換えなどで駅の構内を歩く、駅から目的地、目的地から駅、駅から家。

 

日本人は日常的に歩くことに慣れているのだ。

 

私も東京に住んでいた時は、渋谷から原宿、渋谷から代官山、新宿から新大久保など、よく歩いていた。

 

様々な店が立ち並んでいて、退屈することなく楽しみながら歩ける環境。

 

やっぱり日本に住んでいると。食事も環境も肥満になりにくい。

 

それから、アメリカに比べて日本人は自分も他人へも太っていることに厳しい。

 

やりすぎな面ももちろんあるけれど...

 

 

日本人は健康的な食べ物を選び、適度に運動して太らないように気をつける生活習慣が基本的に身についているのだろう。

 

 

 

生活習慣っておそろしい。

 

日本に生まれ育ってよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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